C型肝炎・C型肝硬変の治療
C型肝炎・C型肝硬変に対する
抗ウイルス療法の意義
肝線維化が進展した患者さんおよび高齢C型肝炎患者さんは、日本肝臓学会の診療ガイドにおいて、抗ウイルス治療の良い適応とされています(表1)1)。
肝線維化が進展した患者さんでも、直接作用型抗ウイルス剤(DAA)による治療でSVRを達成した患者さんでは、達成しなかった患者さんと比較して生存率が上昇し(図1)2)、肝細胞がんの発症率が低下しました(図2)2)。
また、非代償性肝硬変患者さんであっても、DAA投与後に肝障害の程度を示すスコアが改善したという報告があります(図3)3)。
1) 日本肝臓学会:慢性肝炎・肝硬変の診療ガイド2019, 文光堂, 2019
2) Backus LI, et al. Hepatology 69(2): 487-497, 2019
3) El-Sherif O, et al. Gastroenterology 154(8): 2111-2121, 2018
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HCV感染患者さんのために」
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