C型肝炎から肝硬変や肝がんに進展する患者さんの割合は、時間の経過に伴って高まります（図1）¹⁾。

代償性肝硬変に比べて非代償性肝硬変の死亡率は高く、また肝硬変患者さんの死因の半分以上は肝がんであったという報告があります（図2）^2,3)。

さらにウイルス性肝硬変は肝がん死が多い傾向にあることから、C型肝硬変、特に非代償性肝硬変は生命転帰に注意すべき疾患であるといえます（図3）^2,3)。